代表あいさつ
1982年の創立以来、学校公演を中心に活動してまいりました。
役者の演技や作品づくりについては勿論、
劇場ではなく敢えて体育館で芝居を上演することの意味や意義も
しっかりと考え続けてまいりました。
児童の皆さんの生活空間である体育館を簡易的ではなく
本物の劇場に変身させること、またその空間を共有することで
子供たちにとって体育館が、想像や創造の出発点になってほしいと考えています。
私達が用意した演劇を見せに行くのではなく、
皆さんの生活の場に私達がお邪魔をし共に舞台空間を共有する。
自由に解放された子供たちの想像力を刺激することで、
“他者を思いやれる優しい心を育む“
私達との出会いがそんなきっかけになれば、これほど幸せなことはありません。
目まぐるしく進化し続ける情報社会、瞬時に掴むことのできる情報たち。
世の中はどんどん便利になっていきます。
しかしこの現状は、特に子供たちの成長過程において
想像力を奪う機会でもある気がして仕方がありません。
とは言え、頑なに時代に逆らう事もまた困難でしょう。
そんな時代だからこそ、肌で演劇空間を感じてもらう機会は
尊いことなのだと私達は考えています。
どうぞ子供たちの心に、想像という名の種を植えさせてください。
そして真心を大切に進化し続ける劇団ぱれっとと共に
心に残る演劇体験をしてみませんか?
劇団ぱれっと代表
佐瀬佳明