語り絵本その18「オツベルと象」公開しました。
語り絵本その18は宮澤賢治原作「オツベルと象」です。
ある日、オツベルの工場に白象が現れます。
白象は工場の中をあっちこっち歩き回ります。
オツベルは、白象に話しかけ、まんまとオツベルの工場に住まわせることに成功します。
白象は、無理なく誰かの為に身体を動かすこと、働くことに幸せを感じていました。
それを、サンタマリアに感謝するほどです。
でもオツベルは、白象を騙していたのです。
白象を騙して鎖でつなぎ、だんだん食事も減らして、仕事の量を増やしていったのです。
そして・・・・・
この話を賢治は牛飼いに語らせています。
ぞうを騙して飼うオツベルの話を、牛を飼って生活している牛飼いに話させるのです。
他人事ではないのです。
これはぼくらの中にもある話なのです。
下の動画は、白象の手紙を読んで怒り、助け出すために立ちあがったぞうたちの鬨の声、
「グララアガア」という言葉をどう声にするか稽古して録音している様子の一部です。
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