2016年の学校公演の仕込みの写真から

昨年2016年のぱれっと学校公演の仕込み風景の写真でスライドショーを作ってみました。

仕込みはいつもバタバタとしているのでそれほど写真は撮れないのですが、それでも時々記録してくれていました。

ぱれっとの学校公演では、前日に仕込みをしながら学校の様子を見て前説のネタを考えます。夜宿で前説を作り稽古します。時に移動の車の中ということもありますが。

当日、仕込みを終えて、照明の明かり合わせ、音響のサウンドチェックをしたら、前説のリハーサルをしてその場で修正していきます。

そして前説を作り終えたら、ミザンスの確認と、抜きで稽古となります。

残念ながら全部を通すほど時間はありません。それでもぎりぎりまでやります。

仕込みは荷下ろししたらバトンを吊るところから始まります。

バトンは舞台用としてプロセミアムアーチ用のバトン(舞台前にきます)

1袖、2袖用のバトン、文字幕用のバトン、UHの文字用バトン、ホリゾント幕用バトン、それと仕掛けを吊るためのバトン。

それから照明用バトン

(CL用バトン、1サス用バトン、西洋館の幻灯用バトン、UH用バトン)

を吊ります。

それから、紗幕用と大黒幕用のワイヤー張り。ワイヤーには滑車で両開きにできるように仕掛けします。

照明はCLに全体になるW(色の入っていないもの)とブルー、それから上手と下手の狙いと上下それぞれのエリアを狙うもの。計8。

1サスは上下から全体を照らすブルーとW(Wは上下に分けて使います)それからサス(上から下に一部だけを照らす照明)下手のお姉さん椅子に合わせたサス、上手のゴーシュの椅子のサス、注文の多い料理店の紳士が最後にへなへなと座り込むときのサスの計7。

それに西洋館の絵をホリゾント幕にだすための照明を舞台の真ん中あたりに吊り込みます。

それから、UH用に3つ。星球はホリゾントとUH用のバトンに吊り込みます。

それからステージに置く照明です。

舞台前には、舞台前を歩く人を明るくするためにSSを2台、やまねこの絵を出すための照明と赤いもやもやを出すための照明、スライドが2台。

舞台上には紗幕の中を歩くとき用のSSが2台、そして朝日のイメージがホリゾント幕に出るように1台置きます。

それなりの照明の仕込みになります。

音響は上下にスタンドマイクとセロの音を拾うために舞台前に1つ立てます。

普通の劇場ならあたり前をここでは基本全部作ることになるのでなかなかたいへんです。

そうそう時々、条件によっては緞帳も吊ります。(ゴーシュ、注文の場合は引き割緞帳の方がよいので。)

西洋館のネタです。


やまねこのネタです。

これらのネタはアルミを切って作ったものです。

それを舞台用の専用の照明機材で投影しています。


去年の仕込みの様子でした。


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