語り絵本、宮澤賢治作「猫の事務所」できました。
宮澤賢治作「猫の事務所」前編・後編ができました。
停車場の近くの猫の第六事務所がありました。
猫に地理や歴史を伝える事務所です。
猫には便利な事務所で、その書記は、猫たちには尊敬される人気の仕事でした。
書記には簡単にはなれませんでした。
事務長は黒猫で、
一番書記は白猫、
二番書記はトラ猫、
三番書記は三毛猫、
四番書記はかま猫でした。
かま猫は、夜かまどで寝てしまう癖のある猫のことをいいます。
かま猫はかまどで寝てしまうのでいつでもすすで汚れていて、他の猫からは嫌われていました。
四番書記のかま猫は他の書記からいじめられていました。
それでも、なんとか頑張っていたのです。
ある時、かま猫は病気してしまい、泣く泣く仕事を休んでしまいました。
事務所では、事務長の黒猫がかま猫のことを気にしていましたが、
他の3匹の書記猫は、事務長にかま猫のことをいろいろと話ます。
話は嘘ばかりでしたが、事務長は、みんなの話を聞いて・・・・・・・
ずっと昔、宮澤賢治が猫に託して書いたこのお話は、今にも通じています。
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