宇都宮市岡本小学校体育館劇場
栃木県宇都宮市にある岡本小学校での公演終了後、集合写真を撮影しました。
12月8日。
ブログでも公演の様子は紹介していますが、こちらでも紹介します。
今年ももうすぐ終わります。
「セロ弾きのゴーシュ・注文の多い料理店」の公演はほんとうに長い間続いています。
もちろん来年もどこかの小学校の体育館で、あるいはどこかの町の劇場で、公演することになると思います。
何回公演しているのか見当もつかないくらい公演していますが、いつも新しい舞台です。
常に稽古をして、少しづつ技術を磨き、考え直し、その瞬間を生きられるように努力を続けています。
体育館は様々です。広さも大きさも高さも違います。
観客の人数も違えば、暑い日も寒い日もあります。
それぞれの条件の中で、それぞれの体育館をその時だけの特別な場所に変える。
子どもたちの日常の生活の場である世界をぼくらの限られた条件の中で精いっぱい一緒に想像を楽しむための場所に変える。
そのために時間を費やしてきました。
電話などで打ち合わせた段階では、僕らぱれっとのこだわりはあまりぴんとこない先生方も、ぼくらの作業と、出来上がった舞台、公演をみて納得してくれます。
わずかな時間でも、その学校の、その町の、その体育館の空気を吸い込んで、
僕らの舞台と子どもたちの生活の空間とを近づける。
お話の世界が、遠いところの特別なことではなく、実は身近なところに存在しているかもしれない、想像をできるだけ自分たちの身の回りに近づけたい。
子どもたちが自分たちから想像始められるように。
隣にいる他人の心を思いやる想像力がもてるように。
そう願いながら、舞台を作っています。
岡本小学校の前日の仕込みでは先生がたから、宇野さんたちがいろいろお話を聞かせていただく時間をしっかりともらうことができました。
そこから、宿に帰って前説をつくります。
これは、ずっと続けています。
今年は山梨市の学校を3週間かけて回りましたが、毎晩、それぞれの学校で感じたことを、リサーチしたことを基に前説のネタ作りをしていましたが、同じ市内で毎日というのはなかなか大変な作業でした。
岡本小学校では30年もギネスに挑戦というイベントが続いているということで、ぱれっとのメンバーもA4の紙を一分間でどれだけ長くすることができるかということに挑戦しました。
通常、前説は二人で行うのですが、今回は、宇野さん、河本さん、エンデューの3人です。
トークの時間は限られています。
一方的に話すのではなくできる限りコール&レスポンスをするようにします。
宿で、あるいは、車中で、考え、稽古して、朝、舞台がしあがったらタイムを確認しながら、しあげていくのです。
開場ぎりぎりまで、できる限りの準備、確認をします。
慣れほど怖いものはありません。
慣れたなら、次の目標へ。
少しでも、前に進む努力をします。
セロ弾きのゴーシュの中のたぬきのシーンです。
たまたま、このシーンをエンデューが撮影してくれていました。
ゴーシュは声をださずにマイムで、たぬきと向き合っています。
子どもたちは、想像力で、たぬきを見て楽しんでくれます。
感想文には、声もださないし、動物たちがいないのに、そこにいるように見えて、
ゴーシュの心の声が聞こえてくる、気持ちがわかることが不思議、すごいとよく書かれています。
もちろん宇野さんの表現力の力がありますが、子どもたちの豊かな想像力の力でもあります。
子どもたちは豊かな想像力を持っているのです。
ただ気づいていないだけなのです。
・・・・・ちなみにこの岡本小学校での公演では、太鼓を忘れてくるというおおポカをしてしまいました・・・・・・
太鼓の音は・・・・
でした・・・・・スミマセン・・・・・・
ゴーシュの次は注文の多い料理店です。
こちらも裏の仕事の隙間をぬってエンデューが少しばかり撮影してくれていました。
毎回、こどもたちは大興奮になります。
舞台は無事終了しました。
片付けも滞りなく終了。
先生に頼まれたサインとコメントを書き、
全てを車に積み込んで、東京へ。
岡本小学校体育館劇場公演 2017年12月8日
お姉さん・宇野桃子、河本愛弓、遠藤絵梨
「セロ弾きのゴーシュ」
語り・河本愛弓
ゴーシュ・宇野桃子
声(楽長・佐瀬佳明 ねこ・河本愛弓 カッコウ・遠藤絵梨 子タヌキ・河本愛弓
ネズミ母・佐瀬佳明 子ネズミ・遠藤絵梨 支配人・河本愛弓 楽員・遠藤絵梨)
「注文の多い料理店」
語り・宇野桃子
紳士A・河本愛弓
紳士B・佐瀬佳明
声1(ヤマネコ)・遠藤絵梨
声2(ヤマネコ)・宇野桃子
声 案内人・宇野桃子
照明・奥宮康裕
音響・小笠原采美
観客・宇都宮市岡本小学校のみなさん、保護者のみなさん
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