ねことねずみの稽古
今日の稽古のメインは「セロ弾きのゴーシュ」のねことねずみでした。
ゴーシュの心の動きを再確認しながらねことねずみの存在について考える稽古となりました。
人にされた行為が嫌な行為だったとして無意識にほかの他者に同じ行為をしてしまう。
そんなゴーシュとねこの関係。いじわるな行動はどんな心なのかを改めて探る稽古でした。
そして、ねずみ。
これまで、部屋の中でその存在を知っていたとしても気にもかけていなかった、ねずみとの会話。その中でゴーシュが開いていく心。
それまでの心の変化を考える。
演奏会が終わって帰り、田園風景が広がる道で見上げて気づく星空。
この世界の美しさ。
そこに心を持っていくために、ゴーシュを通しての追体験。
身体行動の一つ一つが、声であり心情となる。
身体全体から、声なき声がでてくるように稽古は続きます。
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