茨木市中条小学校公演
5月24日に大阪府茨木市中条小学校で「セロ弾きのゴーシュ・注文の多い料理店」の公演がありました。
写真は「注文の多い料理店」の最後の方、山猫たちに声を掛けられる紳士。
手前で調光卓を操作しているのは池田さん。
今回は、午前中2回公演です。今回も子供たちは、ものすごく元気です。芝居にぐんぐん入りこんできてくれます。
でも午前2回はなかなかハードです。
暑さ対策はしていましたが、やっぱり厚い。特に紳士はコートを着たリともはや我慢比べです。
特に河本さんは、肉襦袢をつけて変身しますが、これはかなり暑い・・・
でも、姿からとても楽しく、ほんとうに喜んでもらえるので外せません。
因みに一幕では華麗なお姉さんとして舞台に登場し、二幕でこのお腹に変身します。
仕込みから一枚。河本さんがスライダーを降りています。
さすがにこのスライダーは怖かったらしい。
下にいる山口さんと丸本さんは実は高いところが苦手。
結果、宇野、河本、佐瀬が緞帳の上に・・・
宇野、河本、両氏の活躍はたいしたものです。
細かい作業も含め、しっかりとした舞台作りには経験と想像力、それから技術が必要です。
基本は普通の劇場での機構を使っています。照明、大道具、袖、文字、ホリゾント幕、紗幕、そういったものを短時間で、何もないところへ作り上げるのです。
何度も作っていますが、毎回条件は違います。似ていても同じということはありません。
毎回が初回なのです。
しっかりと作った、その場だけの舞台です。
そして観客と向き合います。
終演後、片付けをしていると教室を抜け出して、少女が一人やってきました。
幕を片付けるのを手伝ってくれたりしました。
先生が探しにやってきて教室に帰っていきましたが、ほんのわずかな、体験でも少女の心には何かが残ったかもしれない・・・そんな出会いを大切にしたい。
心が触れ合う舞台をこれからも作りたいとそう思います。
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