日下部小学校体育館劇場

10月5日は日下部小学校での公演です。

こちらの仕込みもたいへんでした。

体育館の構造そのものがかなり工夫が必要な構造で、苦労したのですが、学校開放でバレーボールの練習も入っていて、思ったように前日準備ができず、当日の仕事は多く、みんなはよく頑張ってくれました。


学校に置いてあった脚立が12尺はあったので助かりました。


ゆうたさんは、合間にバレーボールの子どもたちと交流してくれたりとみんなほんとうによく舞台づくりに協力してくれます。


みんなの努力で、リハーサルの時間をきちんと確保して、前説から。

バレーボールを練習している子どもたちの様子からスポーツの秋ですね。

それから、先週運動会が、あったそうですね。

運動会楽しかった?という問いかけ。

実は前日トークを作る作業の中でエンデューから、運動会が嫌いだったという話がでて、みんなが楽しみにしているわけじゃないという話になりました。

まあ、確かにそうなんだけど、それをどう話すのかとなるとたいへんです。

じゃ運動会で何か良かったこと、好きだったことはないかと探したところ、

ランチの時間が好きだったとのこと。

料理が特別というわけではないけどとても美味しく感じたし好きだったとのこと。

すると宇野さんから、ランチの時に、各自小さいテントの中でプライベートを守って食べる学校もあるとか、様々な話になりました。

ともかく、運動をした後の秋空の下で食べるごはんがおいしくて好きだったという話になり、秋の食べ物で食べたいものというトークに。

すると子どもたちの中から、「さんまのたたき」という声が。

さんまのたたきとは、子どもたちなかなかやるなあ。

食欲の秋から芸術の秋へそれからセロ弾きのゴーシュ、注文の多い料理店へ。

子どもたちはとても元気でよくコミュニケーションしてくれました。



子どもたちはとても元気で芝居を楽しんでくれました。


注文の多い料理店では、ドアの文字が見えるたびに、

「うしろ!うしろ!」

と声がかかり、鉄砲を置いて行けと書かれた通りに鉄砲を置こうとすると、

「ダメ、置いてっちゃダメ」の大合唱。

子どもたちはお話を知っていたわけではなく、本能でそう感じたようです。

カーテンコールのあとでお礼の言葉を話してくれた児童会長さんは、注文の多い料理店が二人が食べられることになると言う展開は想像できなかったとか。

ほんとうに子どもたちは楽しそうでした。


今回もやはり、前日の仕込みということにも準備に手間をかけていることにも先生方には戸惑いがあるようでした。

理解をいただくのがたいへんです。

先生から、小さな学校でもこんな準備をするのか?という質問を受けました。

そう聞かれることがとても残念でした。

小さい、大きい、観客が多い少ないは、舞台を創るうえでは関係ありません。

僕らは、自分たちのできるかぎりの努力をして、舞台を創ります。

どんな体育館でも、その日だけの劇場に変える。

僕らが東京から移動して芝居をやりに行くのは、その場所を僕らなりの感性で劇場に変えるためです。

ひとつひとつの舞台を大切にしたい。

そう考えています。

子どもたちの歓声と、笑顔は、僕らの努力の成果です。

無事に公演を終えることができました。


日下部小学校体育館劇場公演

「セロ弾きのゴーシュ・注文の多い料理店」

お姉さん・宇野桃子、遠藤絵梨

お兄さん・ハタヒロノリ


セロ弾きのゴーシュ

 ゴーシュ・宇野桃子

 語り・佐瀬佳明

 声 楽長・佐瀬佳明 ネコ・丸本育寿 カッコウ・遠藤絵梨 タヌキ・ハタヒロノリ

   母ネズミ・佐瀬佳明 子ネズミ・遠藤絵梨 楽員・遠藤絵梨 支配人・丸本育寿


注文の多い料理店

 語り・宇野桃子

 紳士A・丸本育寿

 紳士B・佐瀬佳明

 声1・遠藤絵梨 声2・宇野桃子

 猟師・宇野桃子

音響・ゆうたさん 照明・奥宮康裕


観客・日下部小学校の皆さん

劇団ぱれっと

どんな空間でも素敵な劇場に。心に残る舞台をどこへでも!

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