語り絵本その11「いちょうの実」
語り絵本その11は、宮澤賢治作「いちょうの実」です。
いちょうの木の子どもたちが、お母さんである木から旅立っていく日の様子を描いたお話です。一本のいちょうの木に生まれた千の子どもたち。
千の子どものひとりひとりに個性があります。
旅立ちの朝をいろいろな気持ちで迎えるこどもたち。
そして、子どもたちの旅立ちを優しく見守るお母さんの木。
旅立ちの手伝いをする北風。
そうして、その様子を優しく見つめる賢治の心。
優しさに満ちた旅立ちの朝なのです。
優しい勇気を読む人に送る。子どもを思う優しい母の愛を想像させてくれる、
とても優しい素敵なお話です。
作・宮澤賢治
語り・佐瀬佳明
画・Romi
作曲演奏・宇野桃子
制作・劇団ぱれっと
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